朝ヨガ

帰る場所があるときに、それを旅と呼ぶ@朝ヨガ

スタジオで外国から来て下さった人と会うと、自分がどこかに出かけたような気分になる。海外の人は、ヨガウェアのまま、さくっとスタジオに来ることも多く、それだけで、ロンドンや台湾のスタジオで会った人たちを思い出す。
その人たちかから仕事の話も色々聞いたけど、コンテンツマーケティングって難しそうだけど、面白いなーって思った。

日本語と英語と、さらに中国語やフランス語など、いろんな言葉で片言のあいさつをするところは、人ごみでごった返す空港の到着ロビーみたいだ。

不思議なことに、発着ロビーを思い出さないのは何故なんだろう。「おかえりなさい」や「よくいらっしゃいました」が、「いってらっしゃい」や「お疲れ様でした。どうぞ、お気をつけて」より素晴らしいってことじゃないはず。

それは、ヨガスタジオというより、ヨガがウェルカミングな行為だからだろう。

理由は何であれ、人は出かける。お金を稼いだり、知らないことを学びに行く。誤解を恐れず言えば、出かけるときに発着ロビーで激励は要らない。泣いて送りだしてもらわなくてもいい。ただ、帰る場所があることさえわかっていれば。

帰る場所があるときに、それを旅と呼ぶ。ラウンドトリップを旅と呼ぶ。

長い道のりでも、誰一人知らない不安な場所に出かけるのでも。行った先で起きるはずの、わくわくする出来事をお土産に持って帰るつもりでも。飛行機を待って搭乗口で眺める空がどんよりしていても。自分のミスで帰国便に乗り遅れて、空港で、もう半日も次の便を待っている時も。

出かけて戻ってくるから旅なのだった。

履きなれた部屋のスリッパ、連絡をしたわけでもないのに、わざわざ調べて、到着ロビーに迎えに来てくれる友達。「いない間、どれだけ迷惑だったと思ってるの?そんなお土産じゃ釣られないわよ」という顔の同僚。すっかり無愛想になった飼い猫。

あなたや私がいなくても、恐らく誰も困らない。「え、出かけてたんだ?」と、いないことに気付きもしない人もいるだろう。「また、戻ってきたんだ?」と露骨に嫌な顔をする人もいれば、滅多に会わないのに「しばらく顔見なかったんで、心配してた」という人だって。

そんな人や物のために旅に出ても戻ってくる。戻りたくなくても、戻りたくてホームシックになっていたとしても。

「旅に出たい。ただ、どこかに行きたい、ここじゃないところへ。」そんな話を聞くとき、自分でも、そうつぶやくとき。

でも、必ずいつここに戻らないといけないか計算しているはず。それが旅だから。片道切符で出かけたとしても、あなたは、ずっとここを空けっぱなしにしておくことはできないのだから。

帰る場所があるときに、それを旅と呼ぶ。

そんな旅をして東京にやってきた人と、どこへ出かけても東京に戻ってくる人と。彼と彼女たちが表参道のヨガスタジオで一緒になったときの写真がこれ。そこに住む人と、どこかに戻る人。この雑多な感じは、やはり到着ロビーだった。

投稿者:

kei

K YOGA STUDIO 表参道 : 毎日忙しく頑張る人専用ヨガスタジオ。予約不要。平日の朝ヨガで変わりませんか。  Kei →ブログ、HPなど、書く方面(&月曜朝ヨガ)を担当。 K YOGA: Sun-filled yoga studio in Omotesando for busy office workers. All drop in, reservation not required. Let's enjoy morning yoga! Kei -> Monday morning yoga instructor, also writes web and blog.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です